【特別講演レポート】日本医科大学|最先端の医学教育と2027年度入試のポイント

こんにちは!代官山MEDICAL広報担当です!

8月9日(日)に五反田TOCで開催した、代官山MEDICAL主催「医学部合同説明会」。

前回の記事では、15大学の個別相談ブースや代官山MEDICAL生専用の自習スペース、緒方学院長による特別講演など、当日の会場の様子をご紹介しました。

今回は、当日行われた大学特別講演の中から、日本医科大学の講演内容をご紹介します!

日本医科大学の教育の特徴から、2027年度入試、地域枠、二次試験、面接対策まで、受験生にとって非常に参考になる情報が数多く紹介されました。


目次

日本医科大学が目指す「最先端の医学教育」

講演の前半では、まず日本医科大学の教育環境について紹介されました。

日本医科大学では、IT・VR・アンドロイド・AI・データサイエンスなど、新しいテクノロジーを医学教育に積極的に取り入れています。

たとえば、アンドロイド型模擬患者を活用し、実際の医療現場に近い環境で行うシミュレーション教育。

東京理科大学と共同開発したアンドロイドを使用した模擬面接などを通して、医師に必要なコミュニケーション能力や問題解決能力を養います。

また、AIやデータサイエンスについても、単に知識として学ぶだけでなく、医療現場でどのようにデータを活用するのかまで学ぶカリキュラムが用意されています。

医学を学ぶだけではなく、これからの医療を担う医師・医学者を育てるための教育が行われている点が、日本医科大学の大きな特徴の一つです。


成績上位者は「授業に出なくてもいい」?自由度の高い教育制度

講演の中でも特に印象的だったのが、日本医科大学の「自由度の高い教育」です。

日本医科大学では講義が収録されており、一定の学習成果を示した学生については、講義への出席を免除し、その時間を別の学びに使える制度があります。

そこで生まれた時間を、

海外留学 / 研究活動 / 研究室への配属

などに活用することができます。

さらに、基礎医学の研究室では、教員が学生に研究テーマを提示し、学生自身が興味を持った研究を早い段階から経験することも可能です。

研究そのものだけでなく、論文の書き方やプレゼンテーションなど、将来医師・医学者として必要になる力を学生時代から身につけていきます。

大学側からも、

「国家試験に合格するためだけの教育ではなく、その先で医師・医学者として活躍するための教育を行いたい」

という考えが紹介されました。

一方で、自由度が高いということは、自分から学ぶ姿勢も求められるということ。

「やらされる勉強」ではなく、自分の目標を持ち、自ら学びたい学生にとって非常に魅力的な環境と言えそうです。


4つの附属病院で行われる臨床実習

4年次後半からは、いよいよ本格的な臨床実習「クリニカル・クラークシップ」が始まります。

3~4名程度の小グループに分かれ、各診療科を回りながら、チーム医療の一員として診療に参加。

日本医科大学には

日本医科大学付属病院
日本医科大学千葉北総病院
日本医科大学多摩永山病院
日本医科大学武蔵小杉病院

という4つの附属病院があり、それぞれの医療現場で実習を経験します。

手術や外来診療、救急医療などを経験しながら、知識だけではなく、医療安全や患者さんとのコミュニケーションを含めた臨床能力を身につけていきます。

6年次の選択クリニカル・クラークシップでは、海外の大学で臨床実習を行う機会も設けられています。


研究・海外留学にも力を入れる日本医科大学

日本医科大学では、研究や国際交流にも力を入れています。

成績上位者は研究室で専門的な研究を経験したり、海外の大学で臨床実習を受けたりすることができます。

講演では、大学卒業後についても紹介されました。

医師として勤務しながら大学院に通える「社会人大学院生制度」もあり、臨床医として働きながら医学博士取得を目指すこともできます。

医学部6年間だけではなく、

医学部入学
→
医師国家試験
→
臨床研修
→
専門医
→
医学博士・研究

と、その先のキャリアまで見据えた環境が用意されています。

受験生に対しても、

「目先の医学部合格だけではなく、10年後、その先に自分がどんな医師になりたいのかを想像してほしい」

というメッセージが送られました。


2027年度 日本医科大学入試のポイント

ここからは、受験生が特に気になる入試についてのお話です。

一般選抜では、前期・後期が実施されます。

前期では一般選抜に加え、グローバル特別選抜や複数の地域枠が設けられています。

講演では、2027年度入試について、前期は一般選抜・グローバル特別選抜・地域枠を合わせて募集し、後期にも一般選抜と地域枠が設けられることが説明されました。

今年度の私立医学部入試は2月上旬に日程が集中するため、前回ご紹介した緒方学院長の講演でも触れられていたように

「どの日に、どの大学を受験するのか」

という受験校選択が非常に重要になります。

日本医科大学を受験する場合も、他大学の一次試験・二次試験との日程を確認しながら受験スケジュールを組み立てる必要があります。

日本医科大学の1次試験は2月1日(月)1次合格発表は2月8日(月)、2次試験日は2月10日(水)か2月12日(金)です(※2次試験日は選択可能)


一次試験は英語・数学・理科

一般選抜の一次試験は、

英語 / 数学 / 理科2科目

で実施されます。

講演では、英語・数学がそれぞれ300点、理科が2科目合計400点という配点についても紹介されました。

つまり、英語・数学の比重が比較的大きい入試です。

前回の緒方学院長の講演でも、日本医科大学については、

英語は難易度が高く、問題量も多いという特徴が紹介されました。

単に「英語が得意」というだけでなく、限られた時間の中で長い英文や多くの設問を処理する力が必要になります。

また、理科についても選択科目によって問題の難易度や解答に必要な時間が異なるため、過去問を通して自分なりの時間配分を作っておくことが重要です。


英語資格を活用できる「グローバル特別選抜」

前期では、グローバル特別選抜も行われます。

一定以上の英語外部試験の成績を持っていることが出願条件となり、一般選抜と同じ試験に加えて、大学入学共通テストの国語の得点を利用して選抜されます。

講演では、英検などの資格を持っている受験生にとって、一つの受験機会になることが紹介されました。

一般選抜とグローバル特別選抜を併願することもできるため、条件を満たしている受験生はぜひ確認しておきたい制度です。

また、グローバル特別選抜の特待生となった場合には、授業料の免除制度も設けられています。


日本医科大学は「地域枠」の選択肢が多い!

日本医科大学の入試で特徴的なのが、地域枠の多さです。

前期では

東京都 / 千葉県 / 埼玉県 / 静岡県 / 新潟県

の地域枠が設けられています。

東京都地域枠には居住地や高校所在地など一定の出願条件がありますが、その他の地域枠については、居住地や出身高校による条件が設けられていないものもあります。

地域枠では自治体から奨学金が貸与され、卒業後に一定期間、指定された地域の医療機関などで勤務することが求められます。

そのため、

「学費を支援してもらえる入試」

というだけで判断するのではなく、

「卒業後、その地域で医療に携わる意思があるか」

まで含めて考えることが非常に重要です。

日本医科大学では複数の地域枠への出願や希望順位に関する独自の仕組みもあるため、地域枠を検討している受験生は募集要項をしっかり確認しておきましょう。


二次試験は「小論文+グループ面接+個人面接」

一次試験を突破すると二次試験です。

前期では

小論文 / グループ面接 / 個人面接が実施されます。

小論文は、与えられたテーマについて自分の考えを文章で表現する形式です。

講演では、過去の出題について大学公式サイトや過去問などで確認しておくことが勧められていました。

小論文は直前になって突然書けるようになるものではありません。

医学部受験では、学科試験と並行して早い段階から文章を書くトレーニングを行っておくことが重要です。


グループ面接は「個人面接へのウォーミングアップ」

日本医科大学の前期では、複数人によるグループ面接が行われ、その後に個人面接へ進みます。

講演では、グループ面接について

「個人面接に向けたウォーミングアップくらいの気持ちで臨んでほしい」

というお話もありました。

グループの中で長時間話すわけではなく、限られた時間の中で、自分の考えを簡潔に伝えることが求められます。

他の受験生の意見を聞く力や、場の中で適切に発言する力も重要になります。

一方、後期のグループ面接は前期とは形式が異なり、ディベート型になることも紹介されました。

与えられた立場に立って議論するため、必ずしも自分自身の意見と同じ立場になるとは限りません。

その場で考え、相手の意見を聞きながら論理的に話す力が求められます。


面接前には「アドミッションポリシー」を必ず確認!

そして、今回の講演で特に受験生に覚えておいてほしいのがこちらです。

二次試験を受験する前に、日本医科大学のアドミッションポリシーを必ず確認すること。

大学が面接を通して評価しているのは「なぜ医師になりたいのか」「なぜ日本医科大学なのか」

といった質問への答えを暗記しているかどうかではありません。

日本医科大学がどのような学生を求めているのかを理解し、そのうえで自分自身の経験や考えを伝えることが重要です。

講演でも

どこかで聞いたような言葉をそのまま話すのではなく、自分自身の思いや経験を伝えてほしい

というお話がありました。これは、医学部面接対策において非常に大切なポイントです。

代官山MEDICALでも、単に「模範解答」を覚える面接対策ではなく、本人の経験や考えを言語化し、その大学が求める人物像と結びつけて話せるよう指導していきます。


志望理由書は「空欄にしない」!

出願についても、非常に具体的な注意点が紹介されました。

日本医科大学ではWeb出願を行いますが、出力した願書の中に志望理由を手書きで記入する欄があります。

そして、この志望理由は面接でも確認される重要な内容とのこと。

大学側からも「ここは必ず書いてほしい」というお話がありました。

Web入力が終わったことで安心せず、出願書類を郵送する前に記入漏れがないか、本人だけでなくご家族も含めて確認しておきたいポイントです。


現役生だけではない。幅広い年齢層が学ぶ日本医科大学

講演では、入学者の年齢についても紹介されました。

日本医科大学では現役生・浪人生だけでなく、大学卒業後や社会人経験を経て医学部に入学する学生もいます。

そのため面接では、受験生の年齢やこれまでの経験も踏まえて評価されます。

たとえば18歳の高校生と、大学卒業後に医学部を受験する人が、まったく同じ内容を話したとしても、その受け取られ方は同じではありません。

再受験生であれば

「これまでの経験を通して何を学び、どのように成長したのか」

まで含めて、自分自身の強みとして伝える必要があります。


医学部合格は「ゴール」ではない

今回の日本医科大学の講演を通して印象的だったのは、大学が受験生に対して「医学部に入った後」さらに「医師になった後」まで見てほしいと繰り返し伝えていたことです。

最先端のシミュレーション教育。AI・データサイエンス教育。研究活動。海外留学。4つの附属病院での臨床実習。

そして卒業後の大学院・研究・専門医へのキャリア。医学部入試に合格することはもちろん大切です。

しかし、その先に

「どんな医師になりたいのか」

があるからこそ、大学選びにも意味が生まれます。

偏差値だけで医学部を選ぶのではなく

「自分はこの大学で何を学びたいのか」「その環境が、自分の目指す医師像につながっているのか」

まで考えて志望校を選んでみてください。

今回の日本医科大学の特別講演は、受験情報だけでなく、医学部で学ぶ6年間、そしてその先の将来まで考えるきっかけになる講演となりました。


次回も「医学部特別講演」をレポート!

代官山MEDICALブログでは、8月9日の医学部合同説明会で行われた各大学の特別講演を引き続きご紹介していきます。

今回の日本医科大学に続き、東京女子医科大学、昭和医科大学など、

各大学から直接お話しいただいた内容を順次お届けします!

大学案内やホームページを見るだけでは分からない情報も、医学部選びでは大切な判断材料になります。

医学部を目指している受験生・保護者の皆さま、ぜひ次回の記事もチェックしてください!


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